隣のあなたに仲良くアジア!
みなさんこんばんは。96です。
私の知っているあの人は本当にその人?
そんな経験をされたことはあるでしょうか。
私は友人が、本当は何をやっている人なのかわからなくなったことがありますが、それとはちょっとニュアンスが違います。
主人公椎名は隣に住む河崎に誘われて、ある事に手を貸すようになるんですが、河崎をしる人物のペットショップ屋の麗子さんや、昔にあった事件からある疑問が浮かんできて、、、
視点が変わるなか、今と過去が交互に入れ替わり、物語は意外な結末をむかえます。
優しい語り口で書かれている小説ですが、内容はけっこう衝撃です。推理小説ですから事件なのは仕方ないんですが、動物虐待だったり、動物に食べられちゃったり、そもそも主人公もあっさり事件手伝っちゃったり。
伊坂さんはしんどい話をユーモラスと優しい語り口で話すのが魅力の小説家だと思っています。
なんとなく流されて、手伝ってしまう椎名が全体として物語を進めやすくしているのかも知れません。
私は、仕事であるお宅を訪問していたとき、隣人の方との間に入ることもあったのですが、隣人の方は、褐色の肌のアジアのどこかの国の若い女性2人が3人という、ちょっと謎な隣人の方たちでした。夜になると出かけていくし、昼はほとんど家にいるみたいだし。やたらパーティみたいなことしてるし。いや、楽しそうだけども。でも、そのお宅の方をすごく心配してくれるのか、ちょこちょこ声をかけてくれるのでありがたい気持ちになりました。
笑顔が素敵でしたが果たして英語が通じたのか、通じてないのか、しかしもっと意外だったのはわりと良好というか、よい関係を築けていけたことでした。一番挨拶をくれる方たちだったように思います。
隣人。仲良くしていきたいですね。
映画版