噺家人生
みなさんこんばんわ。96です。
みなさんは話上手ですか?
私はあまりぺらぺらしゃべれるほうではないのですが、話すことは好きです。
話のプロっていったらどういう人をさすのでしょうか。
今日紹介したいのはこちら。
主人公の噺家が、ひょんなことから話し方教室をすることになるのですが、そこに集まってくるいろいろな人々と交流するにつれ、自分の噺や生き方が変わっていき、また成長していく物語。村林少年の意地、湯河原のおっさんの不器用さ、そして黒猫こと十河。教室を介していろいろな人物が人生模様を見せてくれます。
ここでいう噺とは普通のスピーチの仕方ではなく、落語家さんのお噺なので、自分で考えたいいたいことを話すのではなく、物語を自分の言葉ではなすのですが、そこにその人の生き方や考えがでるのがすごく面白いです。また、噺家独特の、宵越しの銭はもたないみたいな生き方もイイです。
また、師匠や仲間の噺家もいい味を出しています。
映画化もされたこちらの作品
国分さんがこの作品にでるちょっと前には、TOKIOの長瀬さんがタイガー&ドラゴンという映画に出ています。あれも噺家さんの物語でした。
タイガータイガーじれっタイガー。
脚本宮藤官九郎さん。このころのTOKIOは落語ブームだったんでしょうか。面白いですね。
しゃべれどもしゃべれどもとの作品を通してのTOKIOの対比をみても楽しいのではないでしょうか。
<タイガー&ドラゴン>
話し方を考えている方がもしいたら、一度読んでみてはいかがでしょうか。
そこには自分の生き方で話すとでもいうような、噺家の一人の男性の人生が詰まっています。
決まった言葉や、ポジショントークでなくても、自分で考えた言葉を自分の言葉で話す。それだけでもコミュニケーションはだいぶ楽になるのではないでしょうか。そんなことを思わせてくれる作品です。